板橋区の賃貸物件におけるリフォーム戦略

板橋区の賃貸物件を所有している方、または購入を検討している方はどのようなリフォームがこのエリアに適しているかお悩みではないだろうか。賃料も東京23区内で見てみると相場はさほど高くない。投資用物件であっても相続した物件であっても費用対効果を充分に考慮したリフォームで入居者をいかに集うかが課題となる。

板橋区というエリアの需要を考察する為、既にリサーチ済である方もいるだろうが板橋区が公表しているデータを参考に記載する。

※平成29年7月データ参考

〈人口〉

・全体人口：56万961人

・世帯数　：30万2145世帯(人口との差：25万8816）

・男性人口：27万6740人

・女性人口：28万4221人

〈年齢〉

・14歳以下　　：6万1837人

・15歳～64歳 ：37万464人

・65歳以上　　：12万8660人

・一世帯あたりの人員：1.93人

男女比はさほどないので男性限定・女性限定という戦略は有効だ。高齢者層も少なくないのでバリアフリーを物件の特徴としたリフォームも検討出来る。

世帯数が30万を超えているのにも関わらず一世帯当たりの人員が1.93人と少ない。単身者数が多いことが考えられる。

板橋区では単身者数が多いことから物件購入検討者は単身者向けのアパート・マンションの購入をお勧めする。古い２DKなどの物件は１LDKへの間取り変更などで単身者向けの部屋へ改装することで空室の対策を打てるのではないだろうか。

板橋区の単身者向けマンション・アパートのリフォームでは高級な内装への改装は二ッチな層を狙う上では有効であるが、費用対効果に直結しやすいのは低コストでのリフォームである。板橋区の中でもエリアによってニーズが異なる為、一概には言えないが費用をかけて賃料を上げるよりも、賃料を上げずに最低限のリフォームを行うことが有効であり得策と言えるであろう。

費用をかけない格安のリフォームであっても、工夫によって特徴を持たせることが可能なので格安リフォームといえどもシンプルすぎない内装で差別化を図ることを忘れてはならない。木部塗装やアクセントクロス、照明変更等は是非ともご検討頂きたい。

板橋区の中でも費用をかけて高級感を演出するリフォームが有効となるのは人気エリアの「大山」や「常盤台」付近であるのでその点も是非、頭の片隅に入れて物件の購入、リフォームを楽しみながらご検討頂ければ幸いだ。